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子供とスポーツ

私には高校生の娘と中学生の息子がいます。(2010年4月現在)

”心身の成長のために、なんらかのスポーツなり武道をやらせた方が良い”と考えた私は、二人が小学生の時に少林寺拳法に入門させました。

私自身は剣道の有段者ですが、同じ日本カイロプラクターズ協会認定院である長崎県島原市の島原カイロプラクティックセンター院長・飯塚B.C.Scが少林寺拳法の道院長をされていて、昔から親しい飯塚先生を通じて、少林寺拳法が学童期の子供たちへの道徳面・体育面の指導にも長けている事を知っていたからです。

どんなに優れたスポーツや武道でも、指導者次第で子供には有益にもなれば害にもなるものだと思いますが、その点でも田中辰信先生という素晴らしい先生を紹介頂き、見学に伺った際の稽古の様子に、娘も息子も食い入る様に興味を示した事からその場で入門をお願いしました。

それ以来、酷暑の時も足の裏が凍てつくような寒い日も、ほとんど休む事なく稽古に通い、二人とも小学生の間に黒帯を取得することが出来ました。

中学に進学してからは、娘は勉強に、息子は部活に(笑)、自分が好きになれる事を見つけて本気で打ち込みだし、時間的に両立が難しくなって休止せざるを得なかったのですが、道院で学んだ事は子供たちの血肉になっていると確信しています。


私の子供達には幸いほとんど無かったのですが、スポーツをやっていて子供が身体の痛み(日常の生活動作にも支障が出るような痛み)を訴えた時、親としては対応に苦慮する場面もあるのではないかと思います。

特に子供自身が一生懸命に取り組んで、試合などで結果が出ている時。

中止させることで、子供の心の成長に水を差す事にならないか、等々、子供の成長を願えばこその悩みですが、そのような子供さんがご両親と一緒に来院された時、私も子供さんの身体的な面だけでなく、心の状態も考えるよう心がけています。

困るのは、子供自身の意思で無い場合。

指導者にスキルが無くて大人と同じような指導を行い、そのために子供の身体に傷害を引き起こしているケース。このような場合はご両親と子供さんで話し合って、ほぼ無理のない結論にたどりつくようです。

問題はご両親のどちらかが一生懸命になりすぎているケース。よかれと思っての事かもしれませんが、結果的に子供さんに無理強いする形になっているようなケースも見かけないわけではありません。親のエゴ、これはいけませんね。

子供が自分から本気で打ち込んでいるような場合には「何とかスポーツを続けさせてやりたい」と考えてしまうのも、親心としては痛いほどよく理解できます。

ただ、”学童期のスポーツは、子供が成人して自分自身の人生を歩み出す為の糧になるべきもの”というのが私の基本的な考え方なので、逆に成人して後にまで痛みを残す可能性のあるような事はやるべきではない と思うのですが・・・・。



腰痛・O脚矯正・骨盤矯正・姿勢矯正など。
福岡県福岡市「博多カイロプラクティック」


by hakata-chiro | 2010-04-26 05:50 | 雑感