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「枕って、しないほうがいいんですか?」という質問を時々受けます。

実は、開業した1997年当時は、”枕はしないでタオル1枚にしましょう”とお話していました。

ところがその翌年ウインドウズ98が出た頃から、頸部の過緊張やアライメントの乱れが目立つ来院者の方が明らかに急増してきたため、よくよく考えた上で「頸椎を含めた背骨のアライメントを直しながら、低い枕でぐっすり眠れるようになるのが最も望ましいですね」とお答えするように変えました。

私がお勧めしているのは、肌触りのよい夏用の薄掛けを折りたたんで枕代わりにすることです。

初めは今一番気持ち良い高さにたたんで使用し、徐々に低くして大体4~5センチ位の高さでぐっすり眠れるように慣らしていくと不調の改善・防止にも役立ちます。

メリットとしては、家にあるものを利用しますのでお金がかからない事、長時間の仕事や何かで不調が生じた時は一時的に少~しだけ高めにたたみ直すと楽に眠れる事、幅が広くなるので寝返り時にも有効な事、洗いやすく清潔で気持ちよく眠れる事などで、私自身も98年以降ず~っとこれです(笑)。

杏林大学神経内科の教授であられた作田学先生は、その名著「頭痛」の中のコラムで、頭痛持ちで有名な明治の文豪樋口一葉について「一葉は箱枕を使っていただろう~首に高い枕をあてて寝るものである。(中略)~これはもう緊張性頭痛を起こさない方が不思議である。」と記されています。

パソコンの普及と共に、首を前に突き出したような”頭部前方位”かつ猫背の方が圧倒的に増え、仰向けになると首がきつくなるため、ほとんどの方が「高い枕じゃないと寝にくいんです~」と異口同音におっしゃられます。

”頭部前方位”の不良姿勢は、首凝り・肩凝り・頭痛のみならず、腕や手指のしびれ他、色々な不調に関わってきますので、低い枕で快適に眠れるように頸部・脊柱のアライメントを直す事には、想像される以上に大きな価値があるのです。

頸のカーブに合わせてオーダーメイドで誂える枕もあるみたいです。ただ、どうせ誂えるのならば頸部のアライメントを治してからの方が良いのでは? と私は思うのですが・・・。






腰痛・O脚矯正・骨盤矯正・姿勢矯正など。
福岡県福岡市「博多カイロプラクティック」


先週の日曜日、日本カイロプラクターズ協会(JAC)九州地域ブロック主催のテクニックセミナーに出席して来ました。

今回の会場は福岡県朝倉市。セミナー等は最近は福岡市で開かれる場合が多いのですが、車で九州各県から集まる時は、鳥栖ジャンクションから近い朝倉市って結構便利なんです。

セミナーのテーマは「結合組織の見かたとリリース」。オステオパシー(という手技を用いる医学があります)系の技術の基礎になる部分ですね。

かく言う私もオステオパシーの勉強歴12年以上になり、日常の臨床でも頻繁にその技術の一部を使用していますが、痛みが激しい急性期など患者さんの苦痛が大きい時ほど、私にとっては使い勝手のよい治療技術となっています。

今回の内容は基礎の基礎とも言うべきものでしたが、それだけに奥深いものがあり、初心に帰ってじっくりと学び直して来ました。

カイロプラクティックにおける日本代表団体であるJACの正会員には、学生相手ではなく、プロフェッショナル相手に技術や知識を講義できるメンバーが多数揃っています。

今回のセミナーはJAC主催の正規のテクニックセミナーであるため、参加しているメンバーも基準以上の顔ぶればかり。それだけに中身の濃い一日となりました。

今回講師を務めて下さったF先生、ありがとうございました。







腰痛・O脚矯正・骨盤矯正・姿勢矯正など。
福岡県福岡市「博多カイロプラクティック」